自死遺族として生きる

人生は修行かな。

息子の将来の夢

息子の将来の夢は・・・・


医師になって、福島県に医療で貢献することだった。



東日本大震災が起きた時、息子は中学生だった。
私たち家族が住む福島県は、地震の後、原発事故が起きた。


原発事故で多くの人々が県外へと避難した。
金銭的に余裕のある人たち
子供が小さくて放射線が怖くなった人たち
医師や看護師など免許があればどこにでも働ける人たち。


私たち家族は、放射線は怖かったが
県外へと避難する金銭的余裕がなかった。


テレビの報道ニュースで
医師や看護師が避難して
病院が機能不全に陥ったニュースを何度も見た。


ニュースを見て息子は
「俺が医者になって福島県を救うんだ。」


と言った。


しかし、医師になるには私立大では我が家では無理だ。
2~3000万円はかかる。
国公立なら全学部、学費は一緒。
国公立医学部なら進学して良いよと言った。


そして、息子は文武両道の中学・高校生活を過ごし
二年前、奇跡的に国公立の医学部に合格した。


将来の夢を叶える一歩を踏み出した。


それなのに。。。。


部活の人間関係で亡くなるとは。


人を救う職業を目指したのに
自分が死んでどうする?


何でなの?
それは、息子にしかわからない。。。。



東日本大震災で、すさまじい揺れが続き、この世の終わりかと思った。
原発事故で人間のおこがましさを思い知った。
息子の自死で、命の果敢なさを感じた。


それでも、私は生きていかなければならないのか。
辛い、人生だ。